豊田自動織機、プラグインハイブリッド車・電気自動車用ソーラー充電ステーションを開発

充電インフラは、やっぱり自動車メーカーとどう組めるかが大事になってくるのか。お膝元は強しということだろうか。

http://www.toyota-shokki.co.jp/news/2009/091224solar_charger/

株式会社豊田自動織機(社長:豊田鐵郎、以下 豊田自動織機)は、このほど太陽光で発電した電力をプラグインハイブリッド車(以下PHV)や電気自動車(以下EV)に供給するソーラー充電ステーションを開発し、愛知県豊田市に採用されました。
豊田市の市役所、支所、駅前など市内11ヵ所に21基の充電施設が設置される予定で、豊田市が導入する「プリウス プラグインハイブリッド」20台とともに、2010年4月から本格的な運用が開始されます。

今回開発したソーラー充電ステーションは、太陽光発電システムと蓄電設備を備え、商用電力と連系します。
太陽光で発電した電力を蓄電設備に蓄電し、太陽光発電と蓄電設備の電力を車両へ充電します。蓄電設備の電力がなくなると商用電力から車両へ充電するため、天候や時間帯に関係なく安定的に充電が行えます。一方、発電した電力に余剰が生じる場合には、設置建物内で利用、または電力会社へ売電を行い、無駄なく太陽光エネルギーを活用します。
また災害発生時には、非常用電源として太陽光発電と蓄電設備に蓄えられた電力をAC100Vの電気機器に供給することも可能です。

昨今、自動車メーカー各社より環境性能に優れたPHVやEVが相次いで発売され、充電インフラの整備についても、官民一体となった試験的取り組みが始められています。
こうした中、豊田自動織機は「プリウス プラグインハイブリッド」向けに車載充電器(EVチャージャー)を開発、またPHV・EV用充電スタンドを各種実証実験へ提供など、充電システムの開発に注力しております。
今後も車載充電器の更なる小型・高効率化や充電インフラの高機能化に取り組むことにより、低炭素社会の実現に向けたPHV・EVの普及に貢献してまいります。