Coopetition

前回書いた「precompetitiveとは」と似たようなところで、Coopetition*1という用語もよく見かける。

これは予想がつくとおりcooperationとcompetitionを合わせた用語だが、Wikitionaryにはこんな解説がある。

A relationship between two companies involving competition in some segments and cooperation in others.

Wikipediaにも項目がある。

Coopetition - Wikipedia

これまたスマートグリッドの分野を見ていると出てくる用語だが、電力から通信、ソフトウェア、自動車、電池、再生可能エネルギー関連とあらゆる分野が組み合わさることになるこの分野は、今の段階では、至るところでCoopetitionが見られることになるし、そういう中での戦い方を考えていかなくてはいけない。

文献を調べると、タイトルそのままの『Co-Opetition』という本がある。

Co-Opetition

Co-Opetition

1997年に出たものだが、2010年12月にもコメントが付いている。ゲーム理論を理解するにも良さそうな本だ。

*1:前回同様、ハイフンが入っているCo-opetitionという綴りもある