SmartGridCityがいよいよ始動

以前にSmartGridCity実証実験概要について紹介しましたが(その後、続きを書けていなくてスイマセン…)、本日「Xcel Energy: SmartGridCity Goes Live In Boulder, Colo.」というニュースを見つけました。

いよいよ、SmartGridCityが始動したということで、同社のサイトを見たところ、きっちりプレスリリースが出ていました。

・Xcel Energy - SmartGridCity Becomes First Fully Functioning Smart City in the World
http://phx.corporate-ir.net/phoenix.zhtml?c=89458&p=irol-newsArticle&ID=1328863&highlight=

リリースのタイトルにもあるように、世界初のスマートグリッド化都市ということをアピールしています。

詳しくは読んで頂きたいのですが、いくつか気になった点をピックアップすると

  • インフラ構築完了とソフトウェアの提供開始
  • スマートグリッドによって機器の故障の予測や事前対処が可能となる
  • これによって今までに長期にわたる可能性があった4つの停電を回避できている
  • 200マイルの光ファイバケーブルで、約16,000台のスマートメーターを接続している
というところでしょうか。

同社のregional vice presidentのJay Herrmann氏のコメントによると、

“We can now read customer meters remotely, identify and reduce outages and false power outage calls more quickly,” said Jay Herrmann, Xcel Energy regional vice president. “By cutting the number of times we send crews out to those calls, we can make our crews more productive. Combining those efficiencies while reducing outages will allow us to capture cost-savings more appropriately and benefit our customers.”

とのことで、成果が期待できそうです。

まだ目に見える効果がたくさん出ているわけではありませんが、スマートグリッド化のひとつのモデルになることは間違いありませんね。

今後の成果発表に期待したいところです。