日経ビジネス「電気自動車、普及に向け不安」
日経ビジネスの2009.8.10-17号の「時流超流」というコーナーで「電気自動車、普及に向け不安」という記事が載っています。
サブタイトルに「充電インフラ整備、どこも及び腰」とあるように、自動車メーカーが頑張って電気自動車を推進しても、充電インフラが整わなければ、普及が期待できないという主旨の記事です。
この記事では、三菱自動車の「i-MiEV」の例が出ていましたが、1回の充電で走れる距離は160km。エアコンなどの電力消費の大きいものを一緒に使うと、それが100km程度に落ちるそうです。
そうなると、やはり街中に充電器を設置することが重要になってきますが、それがなかなか進んでいません。
その原因として、この記事では次の3つを挙げています。
- 導入コストが高い
- 充電ビジネスそのものの事業性が低い
- 電気自動車や充電インフラ整備で先行する大手企業が急速充電器の必要性をあまり感じていない
この3つの詳細は本文を読んでいただくとして、解決する課題は色々ありそうですね。
そのような中、電気自動車に積極的に取り組んでいる日産、三菱、富士重工と東京電力が「急速充電器インフラ推進協議会」の設立に向けて動き出しているようです。
・TEPCO : プレスリリース | 「急速充電器インフラ推進協議会(仮称)」の設立について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/09080501-j.html
個人的には、今はスマートメーターなどのスマートグリッド関連の話題を優先的に追っていかなくてはいけないタイミングなので、電気自動車について調べるのは、もう少し先になりそうですが、こういう形での情報収集は、継続的に続けていきます。